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アンカー 1
ダウンロードの前に、いわしテストを体験してみましょう。
日本語のアクセントは、アクセント核と呼ばれるピッチの急な下降があるかないか、あればどこにあるかでアクセント型が決まります。この型(タイプ)の違いで語を区別します。
「さくら」をLHH(低高高)で発音すると、植物のさくらになりますが、
HLL(高低低)で発音すると、人名のさくらになります。
さくら(HLL)は、1拍目が高く2拍目が低いので、アクセント核は1拍目にあると言います。アクセント型は1型です(アクセント核が1拍目にあれば1型、2拍目にあれば2型、3拍目にあれば3型…)。一方、さくら(LHH)はアクセント核(HLで表記されるピッチの下降)がありません。これを0型(ぜろがた)と呼びます。
1拍目と2拍目の高さは違います。したがって、アクセント核が2拍目にある2型の「あなた」は、LHLで発音されます。また、3型の「みそしる」は、LHHLで発音されます。
アクセント核が最終拍にある3型の「むすめ」は、単独ではLHHで発音されるので、同じくLHHで発音される0型の「つくえ」と区別ができませんが、助詞がつくと、「むすめが」はLHHL、「つくえが」はLHHHで発音されるので、区別できます。
アクセントの聞き取り(アクセント型の聞き分け)で最も重要なのは、アクセント核(ピッチの急な下降)の位置です。アクセント核が置かれた拍はピッチが高く、その次の拍はピッチが低いです(HLのHがアクセント核の位置)。いわしテストでは、このアクセント核が何拍目にあるかを当てる練習(アクセント核の位置の同定)をします。
次は、いわしテストA(平叙文)の例です。
音声を聞いて、アクセント核(ピッチの急な下降)の位置を当てて見ましょう。
紙とペンを用意して、音声を聞きながら、下の例のようにアクセントマークをつけます。

ボタンをクリックして音声を流してください。音声は2回ずつ聞こえます。

以下は正解です。何問正解でしたか。
今度は、正解を見ながら音声を聞いてみてください。
(赤いアクセントマークと音声の急な下降の位置が一致しているかを確認します)

今度は、いわしテストB(疑問文)をやってみましょう。
やりかたは同じですが、疑問文なので末尾で上がります。末尾のイントネーションは単語内のアクセント核には影響しません。
音声を聞いて、アクセント核(ピッチの急な下降)の位置を当てて見ましょう。
ボタンをクリックして音声を流してください。音声は2回ずつ聞こえます。

以下は正解です。何問正解でしたか。
今度は、正解を見ながら音声を聞いてみてください。
(赤いアクセントマークと音声の急な下降の位置が一致しているかを確認します)

日本語アクセントについての(学習者向 けの)説明は、こちらのサイトをご参照ください。
上記の日本語発音ラボ(=JPラボ)の「アクセント」で提供している、1回10問で構成されている「さんまシリーズ」と「まぐろシリーズ」もご利用ください。下にあるアイコンをクリックしてダウンロードします。パスワードは「いわしテスト」と同じです。
「さんまシリーズ」は正解が「JPラボ」のサイト上に公開されていますが、「まぐろシリーズ」は公開されていません。シリーズの使い方は、ダウンロードしたスライドに記載されています。
アクセント指導に関して、上記サイトの「JPラボHome」->「教師の部屋」->「5分キットの使い方」にも説明があるので、あわせてご利用ください。
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