いわしテストについて
「いわしテスト」では、日本語のアクセントとして、共通語アクセントのベースになっている東京語アクセント(東京式アクセント)を扱っています。
本テストは、後述する「鰯テスト」を、研究代表者(鮎澤孝子)と開発者(河津基)の了承を得て、未公開のものを含めて「いわしテスト」として再構成したものです。
いわしテストの構成
「いわしテスト」には平叙文(いわしA)と疑問文(いわしB)があります。
それぞれ8回(いわしA1~A8、いわしB1~B8)、計16回のテストを行うことができます。
各回は36問、テスト語は4秒間隔で2回ずつ流れます。各テストは休憩なしで5分以内に終わります。
日本語のノンネイティブの場合、疑問文のほうが平叙文より難しいようなので、日本語学習者を対象に実施する場合は「いわしA」から始めます。1~8回の間に難易度の差はありません。
資料のダウンロードと使い方
教室でクラス全体に対して実施できるように、紙ベースのものを提供しています。上記メニューの「ダウンロード」からダウンロードして、回答用紙を印刷してお使いください。
テスト音声は、CDではなく、教師用スライド(PPT)にあるスピーカーのアイコンをクリックして流します。テストの実施方法については、メニューの「テスト実施の流れ」をご覧ください。
テスト終了後、回答用紙を回収し、集計用エクセルファイル(Microsoft社)に入力して、個人の成績を出すことがができます。印刷してフィードバック用に学生に配布します。成績表の作り方は、メニューの「テスト実施の流れ」→「採点と結果返却」をご覧ください。
資料のダウンロードにはパスワードが必要です。
メニューの右上にあるログインバーからログイン(新規登録)をお願いします。
登録時のメールアドレス宛にダウンロード用パスワードが送られます。
オリジナル「鰯テスト」について
「鰯テスト」は、東京語アクセントの聞き取り能力を診断する練習のために開発されたものです。
「鰯テスト」の全身である「鰻テスト」は、科学研究費(1994-1999年度)の援助を受けた「国際社会における日本語についての総合的研究」(研究代表者:水谷修)のうち、研究班「音声言語の韻律特徴に関する実験的研究(ESOP)」(研究代表者:鮎澤孝子)の研究課題「外国人日本語学習者による日本語アクセントの習得研究」の成果物です。「鰯テスト」はこの「鰻テスト」を改良したものです。
「鰯テスト」の2枚組のCDは、科学研究費(1999-2003年度)「高等教育改革に資するマルチメディアの高度利用に関する研究」の援助を受けて制作され、1枚目(鰯1~鰯4)は一般に配布されました。2枚目(鰯5~鰯8)は非公開のものです。


鰯1~8の各回は3~5拍の72問(平叙36問、疑問36問)から構成されています。
テスト語は6秒間隔で2回ずつ流れます。各回は休憩なしで12分前後を要します。
CDに格納されているもの:音声ファイル(練習、鰯1~8)、回答用紙(練習、鰯1~8)、集計フォーム
日本語のネイティブや上級学習者の場合、平叙文と疑問文とで成績に差はほとんどなく、またやや長いものでも集中力が続くので、1回の実施時間が12分の「鰯テスト」を使用してもよいでしょう。
「鰯テスト」の入手を希望される方は、下の鰯をクリックして、案内に従ってお問い合わせください。